旅行好きのためのバス旅行マニア

まとまって団体行動する旅行に飽き出したリピーター

2017年05月11日
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旅行に出かける場合、昨今は陸路、海路、空路のいずれのルートでもインフラがすっかり整備されているので、遠くまで短時間で行くことができます。同じ方面へ旅行するにしてもルート次第で費用や所要時間が異なるものの、旅行の目的や同行者人数次第で自由に選べる状態になっています。

もちろん、陸路、海路、空路の各ルートには長所と短所があるので、むしろ、各人各様に希望する旅行方法を決めるのに苦労する程です。中でも、数十人規模で旅行する場合に旅行代理店が企画、販売している多数のパック旅行商品を利用するケースに落ち着きやすいようです。

旅行代理店各社は四季折々に日帰りから1,2泊程度の宿泊予定の日程で各地の温泉、リゾートあるいは観光等の楽しみを組み合わせた旅行商品を多数用意しています。利用者は希望に合う商品を選んで申し込めば出発から帰着まで旅行代理店の企画した旅程通り旅行してこられるわけです。

従って、多くの仲間と旅行に出かけようと思ったら旅行中のイベント計画の他に旅行期間中のスケジュール作りを行い、列車、航空機やホテルの予約あるいは食事の手配等の準備作業が全て盛り込まれているので、洋服等の着替えや身の回りの生活用品を用意してバッグに入れるだけで出発準備が終わってしまいます。

しかも、バス旅行を選べば観光地を巡る場合に時間を効率的に使えるので、欲張り型の旅行で人気の高まる理由になっています。中でも、町内会に属する地域の高齢者がまとまって旅行しようとすると地域の周辺から出発して目的地へ着いても余り歩き回らなくて済み、食事も事前に用意されているので、旅程を流れ作業のように済ますことができます。

予定の観光を終えたら帰ってくる場所も出発地と同じ地域周辺にしてあれば移動中は添乗員が世話を焼いてくれるので、利用者が何の心配もなく旅行を楽しんで来られるように企画されています。従って、数十人規模の旅行をする場合は小回りの利く乗り物が好まれるわけですから、バス旅行が最も適しています。今後、高齢者が旅行する機会が増えることを考えるとバスを使ったパック旅行の人気がこれからも続くと見込まれています。しかしながら、出発から帰着までの旅程が計画された通りで利用者に自由行動のなさすぎることが気になりだしたリピーターも増えてきたようです。このため、最近は料金が割高でも旅行中に各人の自由行動時間を盛り込んだり、目的地で観光して食べる楽しみだけで終わらせずに植林体験や田植え体験のように日常の都会生活で味わえない体験型のパック旅行に人気の出ていることが窺えます。


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